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要約【金持ち父さん貧乏父さん】名言と実践/やばい理由は…詐欺・勧誘に注意!

金持ち父さん貧乏父さん〜アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学〜要約|ななろぐ
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今回はロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん〜アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』をご紹介します。

かぼすくん
かぼすくん

YouTubeで中田敦彦さんやリベ大の両学長もおすすめしている本だよね!

なな
なな

お金持ちになれる方法が詰まってるらしいよ!

「読んでみたい!」
「でも時間がない!」
「どんなことが書いてあるかざっくり知りたい!」

「金持ちになる方法いいから早く教えて!」

そんな方のお役に立てたら嬉しいです^^

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大ベストセラー

※残念ながらAmazonのkindle版は出ていません

まずはこの著書について。

初版は1997年。25年も前なんですね!

アメリカで1997年に発売された第一作『金持ち父さん貧乏父さん』は、2000年から6年間ニューヨークタイムズのベストセラーリストに載りつづけ、自分の頭で考え道を切り開き、厳しい世の中を生きるためのガイドとして、世界中で読み継がれてきました。

シリーズ全体では、日本で累計410万部、全世界では累計4,000万部を突破し、更に多くの人に読まれています。

筑摩書房『金持ち父さん』シリーズ

シリーズ計ですが世界で4,000万部はすごいですね!

『金持ち父さん貧乏父さん』は2013年に改訂版が出ており、私は改訂版を読みました。

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著者 ロバート・キヨサキ

ロバート・キヨサキさんはアメリカの投資家及び実業家であり、本著のような金融リテラシーに関する著作活動や講演活動等もされています。
ハワイ州の日系四世の家庭に生まれました。
1947年生まれ。(2022年現在74歳)
日本名は清崎 徹(きよさき とおる)さんと仰るそうです。
日本人として親近感湧きますね^^

さて、それではいよいよ内容に入ります!

2人の父親

父親と手を繋ぐ男の子

著者の父親は4年制の大学を2年で卒業、博士号を取り、その後スタンフォード・シカゴ・ノースウェスタンの3つの大学にも通ったという高い教養のある学歴エリートです。
父は教師として真面目に働いていましたが、暮らし向きはそれほど良くはありませんでした。
息子には「良い学校へ行き、弁護士や会計士など安定した職につくこと」を望んでいました。
著者はこの実父を「貧乏父さん」と呼んでいます。

もう1人の父親は実際の父親ではありません。
マイクという友人の父であり、著者にお金について教えてくれた人でした。
著者はこの人を師として仰ぎ、「金持ち父さん」と呼んでいます。

本著はこの「金持ち父さん」の教えを中心に書かれています。

金持ち父さんの6つの教え

金持ち父さんの教え
  1. 金持ちはお金のために働かない
  2. お金の流れの読み方を学ぶ
  3. 自分のビジネスを持つ
  4. 会社を作って節税する
  5. 金持ちはお金を作り出す
  6. お金のためではなく学ぶために働く

ひとつずつ解説しますね。

1.お金のために働かない

著者が9歳の時。
著者の通う小学校は裕福な家庭の多い地域でしたが、著者の住む区画は決してそうではなく、学区の区切りのミスで組み込まれてしまったと説明しています。
裕福なクラスメイトの親に「貧乏人の子供と付き合うな」と言われたり、幼い著者は何とかできないかと悩みます。

”お金”を作ろう!

コイン

友人マイクは著者と同じ”裕福ではない区画”の仲間でした。
著者はマイクと協力して頭を捻り、町中から”使用済みの歯磨きのチューブ”を集めます。
当時このチューブは鉛でできており、鉛を溶かしてコインを偽造しようと考えたのです。

チューブを煮溶かし抽出作業をしていると「貧乏父さん」に見つかってしまいます。
貧乏父さんは「発想や行動力は偉い。けれどこれは違法なんだよ」と優しく教えてくれます。
著者と友人は名案だと思った方法が使えないことを知りがっかりします。

「では、金持ちになるにはどうしたらいいの?」

この問いに貧乏父さんは答えることができず
「それなら私よりもマイクの父さんに聞くと良いよ」と答えます。

マイクの父さん=金持ち父さんは当時、倉庫・建設会社・9つのコンビニチェーン・3つのレストランを経営していました。

なな
なな

マイクの父さん普通にすごい……!

でも貧困地域に住み、贅沢したりはしてなかったんだね!

頭を使ってお金を稼ぐ

著者とマイクは金持ち父さんに教えを乞うことにしました。

金持ち父さんは「私にお金や仕事の無心に来る人はいても稼ぎ方を聞きにきた人はいなかった」と感心し、2人を教育することを決めます。

しかし忙しい金持ち父さんは簡単にその方法を教えることはせず、ただ毎週末割に合わない仕事を与え、解決方法は子供達に考えさせました。

不条理で割に合わない仕事をさせられた著者は最初憤慨しますが、金持ち父さんに「問題を人のせいにするな」と一喝され、もがき考えた末に、新たなビジネスを思いつきます。
その結果前回のような法には触れない、誰も困らない方法でお金を稼ぐことができました。

子供ながらに”与えられた仕事と給料に甘んじず、自分のビジネスを持って稼ぐ”体験をしたのでした。

金持ちはお金のために働くのではなく、お金に働かせるアイディアを考える

2.お金の流れの読み方を学ぶ

川の流れ

金持ち父さんはファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書きの能力)についても教えてくれました。

本来会計学で学ぶ”損益計算書”や”貸借対照表(バランスシート)”の概念を図解し、子供達にもわかりやすく理解できるように説明してくれました。

損益計算書には[収入][支出]の項目があり、貸借対照表には[資産][負債]の項目があります。

これらの項目に当てはめると、次のような人のお金の流れがわかりました。

お金の流れの3ケース

貧乏な人のお金の流れ

給与が収入として入ってきますが、税金や必要な生活費用を払うと何も残りません。
[資産][負債]もない)

中流の人のお金の流れ

給与は税金や必要な生活費を支払っても少し余剰がある状態です。
多くの人は家や車やその他の贅沢品などの[負債]をローンで購入します。
余剰の収入はそれらの返済でなくなります。
(家や車は[資産]ではなく[負債]

お金持ちのお金の流れ

収入は給与からとは限りません。
まず不動産・株式・債権・知的財産 等の[資産]を保有します。
それらの家賃収入・配当・利子・特許使用料などが[収入]となります。
多くは同時に住宅ローンや消費者ローンの[負債]とその返済や税金の[支出]もあります。

ラットレースの罠

顔を隠すネズミ

ラットレースとは回し車で同じところを走り続けるネズミを指しています。
働いても働いても暮らしが楽にならないことの例えとして使われています。

貧乏な人や中流の人はいつまで経っても暮らしが楽にならず、働き続けなければなりません。
収入が上がっても税金や社会保険料が増え、家を買うことでローンや固定資産税などの支出も増えていくからです。
これを著者は”「夢」が「悪夢」に変わる”と表現しています。

持ち家は資産ではなく負債

お家とカエルの置物

貧乏父さんは「持ち家は資産」と考えていました。
しかし、金持ち父さんは「持ち家は負債」と考えます。

なぜ持ち家は負債か
  1. ほとんどの人は一生ローンを払い続ける
    住み替えの度に新しいローンを組む
  2. ローン以外にも経費(保険,光熱費etc.)や維持費がかかる
  3. 固定資産税がかかる
  4. 家の価値は下がる可能性がある
  5. 他の資産を増やす余裕がなくなる

特に 5.他の資産が増やせない のが最大の損失と言っています。

他の資産を増やせないことによる3つの損失
  1. 本当の資産に投資する時間
  2. 投資に回せるはずの元本
  3. 洗練された投資家になるためのチャンス

これらを失うことが何よりの損失であり、家は安易に買うものではないと金持ち父さんはいいます。

家が欲しいと思ったらまず家を買うのに充分なキャッシュフローを産む資産を買うこと

※キャッシュフローとは「お金の流れ」「お金の増減」です。

金持ちはどんどん金持ちに

金持ちは資産から収入を増やし、負債支出は極力抑える。
そうして余った資金でまた資産を買い、収入をさらに増やす。
増えた収入でまた資産を買い……そのようにして金持ちはますます金持ちになります。

中流の人は給料が上がっても税金も上がり、持ち家や車などを資産と思い負債を増やす。
そのため支出も増え、暮らしは楽になりません。

金持ちは資産を買い、中流の人間は資産と思って負債を買う

3.自分のビジネスを持つ

投資をする男性

純資産は本人が思っているより価値が低いことがあります。
(所有している家や家財道具なども売却すると価格は何分の1かになる)
本当の資産を増やさなくてはなりません。

本当の資産とは?
  1. 自分がその場にいなくても収入を得るビジネス
  2. 債権
  3. 収入を産む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽・書籍などの著作権、特許権
  6. その他価値のあるもの、収入を産むもの

ビジネスとは「自分がその場にいなくても収入を生み出すもの」であり、働いて得る収入はビジネスではなく「仕事」と著者は言っています。

今の仕事を辞めなくても、仕事を続けながら資産を蓄えることは可能です。
支出を減らし、負債を減らし、資産の基盤を増やしましょう。

4.会社を作り節税する

税金の書類と電卓

税金はそもそも金持ちからお金を取るための制度でした。
そのため庶民からたくさんの支持を得て法制化されたのだと著者は言います。
しかし、膨れた政府の食欲は止まらず、中流からも徴収するようになり、さらに庶民へと課税対象が広がりました。

一般的に収入が高いほど所得税率は高くなりますが、金持ちは有能な弁護士や会計士を雇い合法的な抜け道を作り(あるいは作らせ)ます。

会社を持つ(法律的)メリット
  1. 税金対策
    →全て経費にできる(車・保険・会食・旅行etc…)
  2. 訴訟から自分を守れる
    →会社の所有は個人の所有ではないので取り立てられることはない
  • 会社を持っている金持ちは
    稼ぐ→お金を使う(経費)→税金
  • 会社で働く人は
    稼ぐ→税金(給与天引き)→お金を使う
なな
なな

収入が同じなら先に税金をとられる方がたくさん払うことに…!

5.金持ちはお金を作り出す

お金を作る男性

金持ちは手元に資金がなくてもその後のお金の流れを把握して少額の資金(または借金)をうまく流用して回収します。

例えば…

格安の不動産物件を見つけたら同時に売り出し、買い手を見つけておく。
購入価格の頭金(手付金)のみを用意すれば、残りは売却で得る金額と購入者からもらえる手数料で支払いができ、もちろん利益が手元に残る。

最初に借りた手付金はすぐに返済できるし、得た利益でまた同じ手法を繰り返せばもう借金をする必要もない。

また会社を持つことで、普通の会社員のような高い税金を払わずに蓄財していきます。

著者はファイナンシャル・インテリジェンス(ファイナンシャルIQ)を持つことが大事と言います。

ファイナンシャル・インテリジェンスとは
  1. 会計力(=ファイナンシャル・リテラシー)
  2. 投資力 戦略と方式
  3. 市場の理解力
  4. 法律力…会社を持つことによって得られる税の優遇処置や保護

「度胸」「時代の変化を見極める」「市場の動向に合わせて投資対象を変える」「不動産と株を組み合わせる」「頭の良い人間を仲間に選ぶ」ことも合わせて重要です。

投資家には①パッケージ化された投資を買う人 ②投資を自分で作り出す人 の2種類がいます。
②になりたい人は次のような技術が必要です。

投資を自分で作り出すには
  1. 他の人が見逃すチャンスを見つける技術
  2. 資金を集める技術
    (銀行から借りる以外の選択肢もある)
  3. 頭のいい人間を集めて組織する技術
    アドバイスをもらうときは正しい相手を選ぶこと

6.学ぶために働く

ミーティングの様子

秀でた才能があってもそれだけで成功することはできません。
とてももったいない話です。

著者は「広く浅く」いろんな仕事を学ぶことや、その給料や待遇などよりも「何を学べるか」で仕事を選ぶことを勧めています。

おすすめなのはセールスとマーケティング。(=売る能力)
拒否されることに対する恐怖心をコントロールできるようになります。

幅広い仕事から必要な技術を学び、また教えることも知りましょう

成功のために必要な主な管理スキル
  1. キャッシュフローの管理
  2. システムの管理
  3. 人間の管理

実践

ひよこ

以下は実践においての注意点です。

5つの障害

次のような障害を乗り越えていくことが必要です。

  1. 恐怖心
    損をすることは怖いが失敗を恐れてはいけない。
    失敗が敗者を勝者へと変える。
  2. 臆病風
    騒音や批判に耳を傾けず分析する。チキン・リトルにならない。
  3. 怠け心
    忙しいを理由にしない。欲張りになれ。
  4. 悪い習慣
    他人や税金の支払いより自分への支払いを先にして、自らにプレッシャーをかけろ。
  5. 傲慢さ
    無知を隠すな。知らないことはその分野の専門家を探すか、自分で勉強するか。

チキン・リトル…イギリスの寓話。頭上に木の実が落ちてきたのを「空が落ちてきた!世界の終わりだ!」と大騒ぎしたヒヨコの話。転じて”悲観論者”を指す。

行動するためのヒント

始めるためのステップやヒントについても書かれています。
その中から一部をご紹介します。

行動のためのステップやヒント
  • 強い目的意識を持つ
    やりたいこと・やりたくないことを意識する
  • 与えることの力を知る
    欲しいものがあったらまず与える。(お金・微笑み・愛情etc…)
    2〜3倍になって返ってくる
  • 今やっていることをやめる
    自分の生活を振り返りうまくいってないことはやめる
  • 新しいアイディアを探し実行する
    投資の新しい手法を知ったら積極的に学び実行する
  • 株や不動産を安く買う
    利益は売り方ではなく買い方によって決まる
  • じっとしていないで行動する

経済的自由を手に入れよう

両手を広げる女性

経済的自由とはこれから2度とお金のために働く必要がない状態です。

所得には次の三種類があります

3種類の所得
  1. 普通の勤労所得
  2. ポートフォリオ所得
  3. 不労所得

1.普通の勤労所得は自身が働いて稼ぐものです。
貧乏父さんが勧めていたものです。

2.ポートフォリオ所得3.不労所得はお金が働いて稼いでくれるもの。
株式や債権、不動産等による所得です。
金持ち父さんが勧めていたものです。

1をできるだけ早く2や3の所得に変えていくことが経済的自由=お金持ちになる道です。

まとめと感想

大事だと思われるところをざっくりと紹介しましたが、もちろん本著を読めばより詳しく書いてありますし、著者が具体的にどのような手法で稼いだのかも記されています。

興味を持ったらぜひ読んでみて欲しいと思います。

学校ではお金の稼ぎ方は教えてくれず、人と同じことをやっていたのではラットレースから抜け出せない、と著書は言います。

この本を読めば今まで親や学校が教えてくれなかった内容に気分が高揚し、1日でも早く、自分の人生を良くするために取り組まなければと焦りにも似た感情を持つこともあるでしょう。

ただそのようなやり方で稼いでいくには、常に情報に耳を澄まし、法律や会計に精通し、大胆さや失敗を恐れない心が必要です。
れでも確実なことはなく、実際に失敗してお金を失うこともあるでしょう。
リスクを恐れるな、と書いてありますが、同時に冷静にリスクを分析することは必須だと思います。

本著の中で紹介されている不動産売買などの話や、儲けの額や利率は、運や時代によるところもあり、誰もが真似できる手法ではないとも感じました。

投資は自己責任です。
必ず自分自身でしっかり調べて、納得して始めましょう

キャッシュフローゲーム

キャッシュフローゲームは1996年から発売されている、著者ロバート・キヨサキ氏が考案・販売しているボードゲームです。

キャッシュフローゲームにはいくつかの種類があります。

  • キャッシュフロー2019年版 (最新•改良版)定価:19800円
  • キャッシュフロー101(初心者用)定価:21600円 →廃盤?
  • キャッシュフロー202(中級〜上級者用)定価:15120円 →廃盤?
  • キャッシュフロー for キッズ (6歳以下の子供向け)定価:12960円

ボードゲームとしてはなかなかのお値段ですね。
101と202は改良版が出てから廃盤になったのか価格が高騰しているようです。
口コミなどによると改良版よりも元祖の101の方が人気があるようですね。
価格はプレミアがついて高くなっているようですが、中古ならば少し安いかも知れません。

キャッシュフローゲームは本著の中でも登場します。
このゲームをすれば投資や資産についての勉強ができるそうで、講義の一環としてゲーム会を開催している記述がありました。
ゲームは人生の即席フィードバックシステムであるとして強く勧めています。

本著は”ボードゲームの広告じゃないか”という批判がされることもあります。
確かにその側面もあるかも知れませんが、それも含めてのキヨサキ氏の戦略かも知れませんね。
ゲームは投資の基本が学べると高評価の声もあります。
興味のある方はぜひプレイしてみてください。

やばい?詐欺商法に注意!

この『金持ち父さん貧乏父さん』を検索すると「やばい」という言葉が同時に検索予測に出てくることがあります。

なな
なな

何がやばいんだろう…?

この本はこれまで知らなかったお金の稼ぎ方を教えてくれるとても刺激的な本です。

チャンスを逃すな!人と同じことをするな!失敗を恐れるな!いますぐ行動しろ!

このような文言に気持ちが高揚します。

それが怪しい投資や詐欺まがいの商売の煽りに使われることがあるそうです。

もしも誰かにこの本を勧められ、その後で何かに勧誘されるようなことがあっても踊らされないようにくれぐれも注意してください。

↓この本もおすすめ^^

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